うしのあゆみ

牛に育てられた人間が、暮らしの有象無象を記します。

『ソトコト』がめっさおもしろいから

1月15日。郡山は晴れ。今日は一日出張で、この後東京に戻る。朝からうごているので、お腹が空きまくるが、胃腸が荒れているので、かっこめない辛さがある。

営業活動もあと少しとなって、自分よくやったトンカツも、こちらもあと少しとなっている。がんばりたい。そして美味しいトンカツを食べてやる。

 

郡山は中学校の知り合いが住んでいる町だった。実際に会えたら良かったんだけれど。

でもそんなに話をした記憶もないので、実際2人で飲んだりしたらどんな話をするんだろうななんて、ちょっと気になってはいる。ま、元気でやってくれっていう、たいへんに素っ気ない励ましを阿武隈川に流しての移動。

 

営業先で生じたサプライズは、今日をかなり呑気なものにした。しめたと思って、昨日買って来た『ソトコト』を読んだ。特集は関係人口入門。

ソトコト 2018年 2月号 Lite版 [雑誌]

ソトコト 2018年 2月号 Lite版 [雑誌]

 

 これがもう、めっさくさ、面白い。

地方に関わるあり方を段階的に切り分けているのが面白いし、定住を目指さないあり方もできるんだという発見もあった。ありがとうすぎる、木楽舎さん。

この雑誌自体は、捨てられそうになっていた昨年の8月号「エリアリノベーション術」を、会社の資源ごみ置き場から拾ってきたことで出会った。

すてきな雑誌やん!で拾ってきた。ソーシャル系のマガジンでも全国津々浦々取り上げられているのに好感を持てたのはもちろん、記事が、前向きだった。

地域創生なんて言葉に甘んじることなく、地元住民との人間くさい交渉が待っているのは、酒の席が何度も開かれていそうな写真から伝わってくる。

「地元の方々の了解を得る」だって、結果的に得られているように語られそうだが、実はそうじゃないだろうなと思う。打ち解けるまでのしんどさは、きっと自分の想像を超えているんだろうなという、紙面の奥の深さ。

 

地方特集だけかと思いきや、ゲイの方の連載が載っていたり、イベント情報があったり、時事問題について対談している記事があったり。モリモリだった。ここの編集部は絶対おもしろい!!と決めかかって、営業先から電話をする迷惑をおかすところだった。

っていうか、私は地方の美味しいものを食べながら、その土地の人々が土地をどういう風に受け入れているのかを広く知りたいんだなっていうのが、なんとなく腑に落ちたように思えた。

きちんと土地に住まう覚悟がとっくのとうにできた人たちと、そんな彼らに会いに行って一緒に仕事をする人たちがいる。おらもうワクワクすっぞ!

木楽舎さんの取り組みはずっと追いかけていたいし、叶うならば、一緒に何かお仕事がしたいと、これまら栃木の片田舎で酪農によって育てられた人間は、そう思った。

 

出先での営業も終わり、戻りのバスを一本逃したあとで、東京に帰ってきた。どっと疲れがやってきた。ここではサラリーマンが当たり前に通勤しているんだなあっていうのを、まじまじと感じてしまった。

小学校、中学校と一緒だった友人は「地元に戻るつもりは全く起きない」と言っていたけれど、自分が育った場所を受け継いでいきたい(あるいは広めていきたい)というのは、強くなっていく気がしている。

大学から地元を離れてそろそろ6年が経つのだが、今後それが二桁になった時に、上気した懸案が減じているとは到底思えない。育った場所と、結びつきがあるように思えてならない。

地元が好きというレベルから、地元を受けて行く世代に自分もなってしまっていることに、時の流れというより、実際にその世代が取り組んでいることを知らないことをはっきりとわかった途端、世界の狭さを感じている。だからこそ、ソトコトのような紙面はとても重要なものに感じる。

 

帰りの新幹線の中でどっぷり寝たのに、猛烈に眠い。今日は太陽が昇る前から活動していたので無理もないとして、さっさと寝る準備。