うしのあゆみ

牛に育てられた人間が、暮らしの有象無象を記します。

果てしない腹

1月9日。東京は晴れ。4月上旬並みの天気だそうで、日向の暖かさがさすがだった。

朝からややげっそり。昨日作ったうどんを温めてすすった感じの朝ごはん。会社に行ったらげっそり。遅刻してきた先輩の代わりに手伝いをやってげっそり。変なテンションを強要すべきだったろうか、そしたら少しは元気になったか。

いや、無理。ここの現場の文句を言ってもあまり身にならない。手伝い1が終わって、戻ったら、これまた違う人の仕事をやって、いっぱいいっぱい。ほとんど事務作業に終わった1日だった。これじゃ生産性をバカにされても、仕方ないっていうか。

 

昼に同期とご飯。今日は肉!っていう感じのランチ。かなりのボリューム。フレンチフライが山盛りwith肉。すごい。

東京を出たい理由の切実なものの一つが、物件の高さでねっていう話をした。なぜ、部屋にいるだけなのに、これほど多くのお金がかかるのか。

こう考えると全てが憎く思えてくるので、あまり健全ではないにしても、確かになあと膝を打っとかなくりゃならないのだ。仙台、名古屋では、今の家賃をかなり抑えて、もっと条件のよい物件で暮らせるのだから。

で、一方ですごい金銭的な体力がある人は、学士をいくつか取っていて、かつそれに医学部が含まれているという話もした。ここまでくると、あとは手前は焼け死んでくださいみたいな話に聞こえたので、肉を貪ることにした。うまかった。

午後。社に戻ってひたすら事務作業をしている後ろでは、別の仕事をしている人がいる。結局は仕事ってアンバランスなんですよねっていう感覚で、勝手に個人プレーになってく様を眺めては、一句詠みたい気分になった。今日詠んだやつ、使ってやる。

 

さっさと定時退社して電車に乗り込むと、もう全力で眠かったので、席を確保したら全力で寝た。そしたら終点まで来てしまって、失せるものが失せた。

折り返しの電車に乗ろうとしてそのまま、出口to出口でまた同じ車両に乗り込んだたら、右隣のお兄さんが盛大に炭酸水をシャワーしていて、おそらくご自慢のダウンらが濡れて、床がビッチャビチャになった。

そしてなんと、お兄さん、あと3分後に出発だからかなんなのか、同じ車両の遠くに逃げやがった。拭けやって思った。そして、お兄さん、炭酸水を飲み始めた。逃げたなって思った。

こういう逃げが、お兄さんのちょっと出ているお腹に集約されたように、思えて来てしまう。人は下っ腹に、抱えきれない「逃げ」を溜め込むのではないかと。もちろんそんなことは無いんだけれども、お兄さんは足を投げ出しては平然と座ったまま。

溢れた炭酸水は早くも乾いてくる様を見せている。これから新宿から先に行くこの車両が、複数の人の悪態を連れて行くのは自明だったけれど、このお兄さんは果てしなくそれに気がつかないんだろうなと思った。クソッタレだった。