うしのあゆみ

牛に育てられた人間が、暮らしの有象無象を記します。

あなたの人生の物語

クローゼットの中を整理し、もう着ない服を判断して捨てた。思いの外服を持っていたので、もう着ないですっていうのと、今までありがとう、というのと。

よく晴れた週末だった。

金曜日はスター・ウォーズを観に初めて木場で降りた。IMAXシアターの席をとって、やっぱりSFは大きなスクリーンで観なくちゃ!と意気込んでいたら、おもったよりも前の席で首や腰が痛くなってしまった。

新しいシリーズを予感させたのが前作としたら、今回は新しいシリーズを実感させるものになっていた。アダム・ドライバーやデイジー・リドリーは主役らしい目の力強さだった。凄みに気圧されてきた。

土曜日はほとんど家の整理に費やしてしまったから、日曜はどこかに出かけようとおもっていた。駅前のパン屋さんでフィッシュバーガーを食べること、神保町の坦々麺専門店「大申」で坦々麺を食べること。そんなことを考えて家を出た。

けれども、最寄りの本屋さんで立ち読みなんかをしているうちに、その気も失せてしまった。このところの生活の変化、というか周囲の人の変化があったからなのか、今すぐ帰って仕事をすべきだろうという感じになった。

 

東京を歩いていると、なんだか違う表情になっていてびっくりした。12月に入ってようやく週末を楽しめるようになっていると、東京が自宅のある場所になっていて、これが「慣れ」なのかもしれないと。全然不思議ではないのだけれども、観光客として生活していたつもりが、生活者となっていたというか。とにかくここが、生きていく場所なのだ、という感じ。

知り合いが別の場所に移ったりする時期で、いよいよ年末という頃。やるべきことが見定まった気がしていて、来年いっぱいの生活の仕方を方向付けなくてはいけなくなっている。そのタイミングであることをひしひし感じている。

来年の目標をノートに書いた。その後で、本棚を整理した。読みたい本、もう一度読む棚に戻した本。そうした瞬間に、自分が読みたい本を作る立場に立っていることを、おもってもいないタイミングで自覚した。午後の素晴らしい天気の中だった。

 

これから1年、どうなるかはわからない。けれども、例えば石井ゆかりさんの手帳を読んでいても、いろいろな意味合いで変化に富んでいるタイミングであることには間違いないらしい。だから、やれることをやってみようと思う。

 

以下は忘備録としてのメモだけど、本はとても豊かなメディアだけれども、それがどういう特徴を持っているのかを考える上で、テッド・チャンの『あなたの人生の物語』を原作で読むという体験は、本の体験を穿つものになると思った。

春一番が吹く頃までに、読めるといいなと思った。

Stories of Your Life and Others

Stories of Your Life and Others

 

 また、これからはこのブログは一般公開されます。自分がどういう本を作り、また思い悩んでいるかについて、実際業務は記載しないですが、お付き合いいただけたら、最高だと思います。